葬儀の基礎知識
葬儀の流れ
もしもの時に慌てないために。亡くなってからの対応は?
.jpg?293415e9)
ご葬儀はどのような流れで進み、いつ何をしなければならないのかご存じでしょうか。通夜・告別式を行うご葬儀の流れを、一般的な仏式の場合でご紹介します。
亡くなってから葬儀までの流れ
遺体は死亡から24時間は火葬が禁じられています。通夜は、翌日の夜に行われることが一般的です。
1日目 … お迎え・安置→ご葬儀の打ち合わせ・段取り
死亡が確認されたら、まずは家族や親戚など身近な方に訃報を知らせます。お付き合いのあるお寺などがある場合には、早めに知らせると良いでしょう。同時に葬儀社に連絡を取り葬儀の手はずを整えます。
病院などの施設で亡くなった場合には、数時間以内で霊安室からの移動を求められる場合があります。その際には、速やかに葬儀社に連絡しましょう。葬儀社に搬送の依頼をすると、希望の安置場所を聞かれます。自宅以外にも通夜・葬儀が行われる斎場や専用の保管施設などがありますので、希望があれば伝えましょう。
次に、家族で誰が喪主・施主を担当するか、葬儀の形式や参列者の人数、全体的な予算などについて話し合います。葬儀社と打ち合わせて通夜・葬儀の日程や内容を決定し、参列いただく方に訃報を伝えましょう。
死亡届の手続きや供物の手配などは、葬儀社に依頼することも可能です。ご遺族はお通夜までの間に、喪服など儀式に必要な支度を整えることがおすすめです。
2日目 … 納棺→通夜→通夜振る舞い
全体的な通夜の進行は、主に葬儀社スタッフが取り仕切りますので心配する必要はありません。ただし、受付開始の1~2時間ほど前までには会場に到着し、それぞれの役割や段取り、席次などを確認しましょう。芳名帳や筆記具が足りているか、供花や供物、会葬礼状に誤りがないかをチェックします。もし分からないことがあれば、この段階でスタッフに聞くようにしましょう。
通夜式では読経と共に喪主から焼香を行い、通夜振る舞いの用意がある場合は、焼香を終えた参列者を別室でもてなします。参列者からお悔やみの言葉をかけられた際のマナーとしては、目礼やお辞儀のみ、もしくは「恐れ入ります」とひと言添えるだけで問題ありません。
最近では、通夜振る舞いを含めて数時間程度で終了することが一般的です。一般参列者の帰宅後は、親族や葬儀者スタッフと翌日の時間割を確認しておきましょう。
3日目 … 葬儀・出棺→火葬→精進落とし
葬儀開始の1時間ほど前には式場に到着し、段取りを打ち合わせておきましょう。弔辞・弔電の氏名や順番が正しいか確認し、会葬礼状や会葬御礼品、受付の準備を済ませます。
焼香の順番は通夜と同じく喪主から遺族、一般参列者の順番となります。閉式の宣言が行われたら、遺族は最後のお別れの挨拶と共に故人の周囲を生花で彩ります。棺の蓋を閉じると終了です。その後、遺族や親族で棺を寝台車へ乗せ、火葬場へと送ります。
火葬場では、僧侶や葬儀社の案内に従って最後のお別れをします。火葬に必要な時間はだいたい1時間程度。骨上げを行い、その後は精進落としとなります。お世話になった人々を喪主が招き、会食や宴席を設けて式が滞りなく終わったことへの感謝を述べ接待することが一般的です。 その後、当日に三日七日法要を行う場合もあります。
流れは地域や宗派によって異なる場合もありますので、不明な点は問い合わせるようにしましょう。 不安なことは、いつでも葬儀社に確認を 実際にご葬儀を行う際には、葬儀社スタッフがご遺族や宗教者と相談しながら決めていきます。ご葬儀での困りごとはどんなことでもご相談ください。